猫のあくび 文具と猫と日常と

文房具の話や趣味のハンドメイドなど好きなコト語ります…

電子書籍と紙の本

電子書籍元年とは

2010だったかに電子書籍元年という話があった気がする。というか、それ以前にもそんな単語はありつつもあまり普及しなかったような…しかし、最近は電子書籍の出版もだいたい紙媒体と同時くらいになってきたし、普及はしてきたなぁと実感できる。

電子書籍のメリットは

やはりデータであるから物理的に何冊でも持ち歩けるという事かと思う。例えば1週間入院するとして、(入院理由にもよるが)その間に読みたい本を持っていこうとすれば書籍だけで山になる…とは言い過ぎか。でも実際、いつでも本を選んで読めるだけのライブラリを持ち歩けるのは便利ではある。常に2冊は文庫本を持ち歩いていた荷物がその分減るわけだから。

ちなみに昔はノートPCも持ち歩いていたので、それがタブレットでだいたい済んでしまう今、少なくとも1kg+本2冊分は荷物が軽くなってる計算。素晴らしい(´;ω;`)

紙の手帳は今も昔もとりあえずバックにいれてるので、サイズなど以外はそんなに変わってない。

でもやっぱり紙の本が好き

正直、雑誌等はあまり読まないので関係ないとしても、1度目を通せばいいかなぁ的なビジネス書籍や漫画などは電子書籍でいいかなぁとは思う。辞書も検索が楽なのは電子媒体だし。(まぁ今現在働いてないので、ビジネス書が必要かどうかと言われると趣味としか言えないけど)

が、しかし。好きな小説や図録など何度も読み返したい本は紙の本が手元に欲しいと思ってしまう。見やすいというのもあるし、手でパラパラと捲っていく感覚も含めて本を読むという行為のひとつなんだと思う。

たぶん同様の感覚で、図書館の少し古い紙の匂いも好き。今でも図書館に行くと無駄に長居をしてしまうが、小中学生の頃はほとんど図書館の主のように入り浸っていたくらい。分類ナンバーも当時は覚えていたくらいで、図書館司書に憧れていた。

ネットで買うより書店がいい

欲しい本が決まっている時はネットで検索して買うのが1番楽だと思ってるが、特に何か目的もなく面白い本を探している時はやはり書店(なるべく大きい所)が一番だと思う。ふらふらと眺めていると、意外な所に興味を惹かれるものが見つかる。

小説は結構ジャケ買いもするし、パラパラと捲って文体が気に入れば買うこともある。(あとがきだけ読むこともあるが、ネタバレが含まれる事もある)

手芸本はそれこそ念入りに中身をしっかり吟味する。デザインは素敵でも技術的に目新しいものが無いと購入にはいたらない…高いし嵩張るし処分にも悩むので増やすのはかなり慎重になってしまう。

時々数学や物理の一般啓蒙書や、学生の頃の名残りでその頃勉強してたような分野の専門書も眺めにいく。中身をしっかり理解するには頭が錆び付いてしまったが、なんとなくワクワク出来るので定期的にチェックしてしまう。

あとは、写真集や画集▪工芸品系の資料や美術書の類も眺めに行くが…この類の本は大抵いいお値段なので買うにはそれなりに自分に言い訳出来る時じゃないと買えない…。でも買わないうちに廃盤になってたりして、後悔した事も何度もあるので、本当に欲しいものは入手出来るものはする事にしている。

ちなみに漫画は基本的に紙では買わない、旦那がたまに買ってくる程度…。

小説は実家から貰ってくるものも多数

ところで、うちの母も本が好き。子どもの頃から本を読んでる母には何を言っても聞こえてないのは理解してるし、自分もその傾向があるので責めることも出来ない。

その母は小説は1回読むと処分してしまうので、私がごっそり貰ってくる事もある。というか、私が読みそうなものは避けといてくれるので持ち帰ると言った方が正しい。

私も小説はよほど気に入った作家以外はなるべく処分するようにしてるが(そうしないと本の置き場が無くなる)、母は私以上にサクッと処分するので貰うのも気が楽。私も乱読派だけど母もかなりの雑食なので血は争えないなぁと思う。

結局は使い分け

電子書籍のメリットは理解してるつもりだし、紙の本の良さは子どもの頃から知っている。結局は使い分けなのかな…と思う。でも今現在電子書籍のファイルフォーマットはそれなりの種類があり完全に互換している訳でもないのがネック。本当は電子書籍専用端末が1つ欲しいのだが、なんとなく踏み切れないでいる。

今現在はタブレットを使って電子書籍を読んでるが、バッテリー問題や目の疲れを考えると専用端末が欲しくて色々調べて見た事もあるのだが結局決められず購入に至っていない。

ファイルフォーマットが共通なら悩まないのになぁ。今後、共通化していく事を願ってます…

絵本代わりの物理図録

カラー写真が美しい図録

いつだったか、何の気なしに買ってみた本です。内容としては中学~高校物理の最初くらい?でしょうか。高校の理科Ⅰくらいかな〜、最近のカリキュラムは知らないのでなんともですが、でもそれくらい。

内容は難しく無いですが、実験や色々な図解がカラーで眺めてるのが楽しい本です。

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何故か子どもの絵本に

私が眺めて置きっぱなしにしておいたのが悪いのですが、いつの間にか子どもの絵本扱いになってしまいました。内容は理解出来てないものの、見るのが面白いみたいです。もうすぐ小学生なので図鑑とかが面白いのはわかりますが。

元素記号とか炎色反応とか

元素記号表ももちろん載っていまして…いつだったか何となく水素だのヘリウムだのの話をしていたら覚えてまして、「これの事だよね〜」と言いながら、次から次へと「これ何?」と質問されて困りました。私は化学は苦手だったのよ…^^;

炎色反応の写真で「花火だー」と言われた時は簡単に説明したらなんとなく納得したみたいですが、どこまでわかったのか謎です。

子ども用の図鑑も欲しいなぁ

まぁどういう形であれ、自然科学に興味を持つのはいい事かなと絵本認定することにしました。でもしっかり内容を分かるように説明しろと言われると…そこまでが長すぎて説明しきれません。子どもにも分かりやすい言葉で説明してる本も勿論あるので、そのうちそういうのを与えるべきかと思ってます。入学祝いにあげようかな…

 

↓私が持ってるのは廃盤になって改訂版が出てるみたいです。

 

「ワンダークロッシェ」

これを読書のカテゴリーにいれていいのか疑問ですが…

かぎ針やる方には話題の?本ですよね。出足が遅れたので書店にいったら最後の1冊でした^^;  というか、本屋のかぎ針編みの棚をいくら探しても見つからなくて、店員さんに聞いたら暫く探した後隣の棚にあったという…( ˙-˙ )

まぁ、ネット注文すれば良かったんですが、中を見てから買いたかったので。

https://www.instagram.com/p/BepsELTHcBG/

気になってた本やっと買いました。変わった編み方が色々載ってて試してみるのが楽しみですヽ(*´∀`)ノ #ワンダークロッシェ #かぎ針編み

細編み、長編み、引き抜き編み…。
ひとつひとつの編み方はシンプルなのに、その組み合わせ次第で無限に広がっていくかぎ針編みの世界。
本書ではベーシックなテクニックだけにとどまらず、編み地の拾い方や糸のすくい方をちょっと工夫することで生まれる不思議な模様編みを紹介します。

内容紹介から

面白い編み方が色々

今までどうやって編むんだろうと思ってたのやら、初めて見るようなものまで編み図載ってます。編み図だけだと分かりにくいようなものはちゃんと編み方も写真で説明入ってます。

応用作品も素敵

編み方のサンプルだけでも良かったのですが、ちゃんと応用した作品も載ってます。どれも素敵な作品で、夢が広がりますねぇ…。見てるだけでもなかなか楽しいですよ。

かぎ針の本はあまり持ってないのですが

基本的な編み図の教科書みたいなものくらいしか持ってないのですが、この本は久しぶりに欲しいと思った本です。何種類か試し編みしてみましたが、編み方が面白くてもう少し綺麗に編めるようになったら何か物として作ってみたいですね〜

目次
玉編みのブロック・ステッチ/メープル・リーフ・ステッチ/引き上げ編みのアラン模様/ウォーブン・シェル・ステッチ/ダイヤモンド・ワッフル・ステッチ/ワッフル・ステッチ/ババリアン・クロッシェ/スケール・クロッシェ/リブ・クロッシェ/ヘリンボーン・クロッシェ〔ほか〕

かぎ針好きな方なら持ってて損はない

と思います。編み目を生かした物を考えるのも楽しいですし、わりと厚地に編める編み方が多いのでバックなど作るのにも向いてると思います。実際、バックの応用作品も載ってましたし。私はあみぐるみに生かせないかと考え中…

是非本屋さんで見つけたら中身見てみて下さいヾ(*´∀`*)ノ

新井素子著「星へ行く船」

改訂版?が出ていたので、とりあえず一巻を電子書籍購入しました。あとがきによると、かなり全面的に校閲をしなおしたそうです。

ほんっとに久々に、「星へ行く船」シリーズが再び発行されるんですもの、神経遣って、あっちこっち校正しまくり、「決定版」を作ったつもりです。

他の話は結構再録で出し直してますけど、このシリーズは作り直すの初めてみたい。

ついでにオマケに1巻につき1話書き下ろし短編が入ってます。このシリーズ書いてた頃からの年月を考えると文体に違和感が出てもおかしくない気がしますが、特にそんな感じもなく抜け落ちてたバックボーンにフォローが入ってる感じの話でした。(これ以上はネタバレになるので略)

このシリーズを読んでいたのは確か小学生だったかそこらで、今読み直して素直に楽しめるか少し不安だったのですが、結論としてはとても楽しく読めました。

ヒロインのあゆみちゃん19歳…若いっ!眩しいです^^;
小学生の頃は随分とお姉さんなのに大胆な事する主人公だなぁ…とかって思ってましたが、今にして思えばこの年だから出来る大胆さだったのかなぁ。(多分に性格もあるとは思いますが)

一応シリーズ最後まで読んでるのでこの先どうなるかは知ってるのですが、だからこそ「ここが伏線かぁ」とかメタな読み方もしてみたりw

しかし、この作者は20歳前から「人間の業」とかをテーマに書いてたんだな…それを読んで「そりゃあそうだよね〜」と変に納得してた小学生の私も恥ずかしいけれども「生物は生きるために他の生き物を食べるものである」って事は子どもの頃から受け入れていたので、肉を食べる事(生きるために他の生物を糧とする事)に疑問を持ったことは無いのです。食べないのに無闇に…というのは抵抗ありますし、例えば豚とかを可愛がって育てたら多少なりとも覚悟が必要かもしれませんが。(しかし、猫は誰がなんと言おうとも、それが当たり前の社会だとしても、食べたくない!お猫様だけは無理!!)

ご都合主義の塊のようなシリーズとも言われてましたが、一応それも伏線と言えば伏線だし楽しく読めればいいかな( ˙-˙ )
なんというか、あんまり気力が無くても読みやすいというか…あゆみちゃんの能天気さ(褒めてますw)に救われる気がするのです。彼女の、両手は「破れた夢をつくろうためにある」って台詞は、若さ故かもしれないけれど、でも、まだ、私だって今からでも遅くないんじゃないかって思わせてくれるのです。人生はまだ(たぶん)続くんだから、今から夢を見たっていいじゃないか…って。

「夢が破れたら、それをつくろう為に、手があるんじゃないの!」

電子書籍はポイントが溜まった時に読みたいの買うって感じなので、次を読むのはいつになるかわかりませんが、とりあえず最後まで読みたいと思います。オマケの短編も気になりますし。

そんな訳で感想終わり〜。昔から読書感想文苦手だったんですが、強要されなきゃ書けるもんですね(*'ω' *)

矢崎存美著「ぶたぶたラジオ」

ぬいぐるみが喋ったり動いたりって、1度は夢見た事ないですか?ぶたぶたさんは、そんな不思議なぬいぐるみです。不思議なぬいぐるみだけど、普通に現代日本に暮らしているのです…。しかも、料理も上手くて健啖家でお酒も好きで、奥さんと娘が2人いる良いお父さんでもあります。

ぶたぶたさんを初めて見た人は、逃げるか普通に受け入れるか二種類いるみたい。まぁ、普通に考えたら逃げる気持ちもわかりますが^^; でも受け入れられる人達も大勢いて、ぶたぶたさんはそんな人達には人気物です。冷静に考えれば受け入れられる人ってそうそういなさそうな気もしますが…「不思議な事」を自然と受け入れる事が出来るっ人はかなり柔軟な思想の持ち主ですよね。

とりあえず、そんなぶたぶたさんが活躍する「ぶたぶたさん」シリーズがとても好きです。心が弱ってる時に読むと、ふっと力が抜ける気がするのです。可愛いくて渋くてかっこよくて読書家のぶたぶたさん、是非お友達になりたい。本当に出会ったらしばらく固まりそうな気がするけれどw

今回の話は「ぶたぶたの本屋さん」の続きになりますが、読んでなくても特に問題ないです。「ブックカフェやまざき」を経営するぶたぶたさんは(山崎ぶたぶたといのが、フルネームです)コミュニティFMの番組で本の紹介コーナーを持っているのですが、それがきっかけで今度は東京のAMラジオの朝のお悩み相談コーナーを担当する事に…というのが今回のお話となります。

いつもの連作短編形式なので、登場人物の視点は変わって行くのですが、みんなそれぞれ多かれ少なかれ悩みを抱えてて(まぁ、当たり前ですが)それを、ぶたぶたさんに相談する事で解決したり、楽になったり。

悩みって悩んでる時は視界が狭まってて、本当に自分ではどうしようも無くなることが多いですが、ふと立ち止まって見方を変える事が大事だよなぁ…と読みながら思ったりしました。ぶたぶたさんの答えは、決して悩みそのものを解決するものではないけれど、見方を変えて楽になる術を教えてくれる気がするのです。

個人的に印象的だった言葉は「たとえ親子でも相性がある」って話でした。血が繋がってるからこそ、その相性の悪さが苦しくなる事ってあるよな…と。仲が悪いと言うわけじゃないけどなんだか噛み合わなくて、嫌いという程じゃないけどなんだか心に刺さる言葉が多くてしんどくなったり。親子だからこその悩みと言うか…他人だったら開き直って距離を置けることも親子だと出来ないとか。私も似たような事を思った事があるので、妙に納得してしまいました。

あと、あるぐちゃぐちゃとした悩みを抱えてる人にむけて「悩みは分けて考える」っていうぶたぶたさんのアドバイスがあって、悩みを分割していき何が一番大事なのか考えるというのは確かに重要だなぁと…なんだか、本を読みながら自分もそのラジオを聞いているような気分に…。

私もぶたぶたさんに、悩みを聞いて欲しい。誰にも言えないような悩みでも、なんだか彼になら話せるような気がするのです。

GTDをやってみよう!…かな?

やることが色々ある気がするのに、何も進まない毎日に嫌気がさし、モヤモヤするのでやらなきゃいけない事、やりたい事を書出そうと思い立ち…それならいっそGTDなるものに手を出してみようと思ったお話です。

GTDとの出会い

GTDというものを初めて知ったのは、まだ会社員だった頃なのでかなり前なのですが、当時はそれほど必要だと思わなかったのです。元々はビジネスパーソンの仕事術だとは思うのですが、定期的にミーティングがあり、やった事▪課題を常に把握するという環境だったので仕事上ではあまり…いらないかな…的な感じでした。それでも参考程度に知識としてネット記事や借りた本を読んでみたりはしていました。

主婦とGTD

家事は手を抜こうと思えばいくらでも抜けます。趣味としてハンドメイドをやりますが、それだってやらなければそれまでです。でも、やらなきゃとか、あれを作りたいとか、頭の中はぐるぐるします。そこでふと、昔読んだGTDの事を思い出しました。

むしろ家にいてある程度は自由に時間が使えるからこそ、生きてくる手法なのではと、最近は思うようになりました。煩雑に目の前の事をこなすだけで1日が終わってしまうのが、勿体無い気がして仕方がないのです。性格的にズボラなのと、体調的なものが相乗効果でそれを後押ししているのが現状なのかな…と。

本当は作りたいものや、やりたい事や、読みたい本が頭にぐちゃぐちゃ詰ってるのです。それを1度きちんと整理しよう!やる事を洗い出して、体調に合わせて少しずつでも消化しよう!そんな思いで始めてみようと決意しました。

まず始めに…「収集」

GTDの説明はググればいくらでも出てくるので割愛しますが、とりあえず最初に取り組むべきは「収集」のターン。2時間以上はかけて洗い出す事が推奨されてますが、なかなかそんなに集中して考えていられない…子どもが寝た後にと思っても、そこから2時間起きてたら翌日辛いし。反則かもですが、分割して何度かトライする事にしました。

考える事が辛い

とりあえず書き出しを始めたものの、思った以上に全てを書き出すのは辛いです。ネットでGTDのトリガーリストなどもチェックしつつ書き出します。なんか余計なスイッチ入ってネガティブな思想まで書いてる始末です…( ºωº )

でも、最初に出つくすまで出すのが「収集」のターン。なんだかまだモヤッと残ってる感じがするので、もう数日かけて頑張ります…出だしで挫折しそうw

とにかく、本当の出だしで躓いてますがまだ始めたばかり。ある程度進んだら、続きを書こうと思います。

いつの間にか改訂版になってる…↓↓↓

 

新井素子著「イン▪ザ▪ヘブン」

久しぶりに新井素子さんの本を読みました。この方の著書にしてはめずらしい短編集!タイトルがタイトルなだけあって、生死観とか考えてしまうような話が多かったです。

文体が苦手という人も多いらしいですが、子どもの頃から読んでるからか、個人的には違和感は無いです。元々乱読派なので、比較的文体の許容範囲が広いのかもしれませんが。

話のテーマとしては人類の衰退的な話が多くて、「チグリスとユーフラテス」を少し思い出しました…。というか、ネタバレ無しで感想書くのは難しいですね。なんて事ないような話の最後にSF的設定が隠れてたりと、やっぱりSF作家なんだなぁ、なんて失礼な事を思ったり。

SFらしい人類衰退物語でも、何故かあまり後味の悪さは感じません。あとがきで触れられていますが、

'どちらも、「人間って、捨てたもんじゃないぞ」っていうお話。多分、最終的に私は、それを言いたくてお話を書いているんだろうと思います。'

この思想が根底にあるから、設定的に人類がどん詰まりにいても、そこはかとなく暖かい視点を感じられるのかな…と思います。基本的に性善説の人なんだなぁ、としみじみ感じました。色々不条理な事に満ち溢れる世界だけど、それでも人間は捨てたもんじゃないという説は、心にわずかでも救いをもたらすものです。それを信じていられたら、もう少し生きやすくなるのかもな…などと思ったり。(私は基本悲観主義者なので、このような思想に触れることでバランスを取ろうとしてるのかもしれない)

生死観とか宗教観という意味では、個人的には受けつけないものも有ると言えばあるわけですが、「お話」だと思えばすんなり読めます。そういう世界だと思えば特に違和感を感じないというか…SFやファンタジーを読み慣れない人は引っ掛かるものがあるのかもしれませんが、その辺は好みの問題でしょうか…。

新井素子さんと言えば、いつの間にか「星を行く船」シリーズが再編集で出てますね。子どもの頃夢中で読んだので懐かしくて、買おうかどうしようか悩んでます。電子書籍なら場所とらないからいいかな。今の年になって当時のパワフルなヒロインに感情移入出来るかはわかりませんが、また別な視点で読めるかもしれませんし、子どもの頃の気持ちに少しでも戻れたらそれはそれで楽しいだろうなぁ…。

とりあえず、トータルで面白く読めました。また短編書いてくれないかなぁと思いますが、基本長編をゆっくり書く方なので難しいかな^^;